八頭ふなおか農場の魅力

八頭ふなおか農場は農作物生産や耕作放棄地解消と、地域の生物多様性保全や環境教育へ貢献を目的に活動しています。ビオトープや水田があり、希少な両生類や水生昆虫の生息地となっています。サンショウウオや希少な水生植物も確認されており、猛禽類や大型鳥類の餌場としても利用されています。さらに、周辺の里山や農道には希少な里山植物や30種以上の蝶が生息しています。

自然の中で、土にまみれ、太陽の光と風に包まれながら、汗を流しゆったり働き続けたいものです。

消費者の皆様に安全で美味しい野菜やお米を届け続ける。未来の子供たちに農業と豊かな環境を残していく。生産者と消費者が共に豊かにくらしていくためには、社会的な活動も大切です。水田農業の危機、円安の影響による輸入飼料の高騰による酪農危機に農家として声を上げ、地域のため、将来の子供たちのために、行動することもたいせつと考えています。

八頭ふなおか農場は、地域農業を守り続けるため、耕作放棄地の再生から、農業の担い手の育成確保、耕畜連携による循環型農業の構築など様々な活動を行っています。地域全体の食の安心安全を守り推進する取り組みの中で、八頭ふなおか農場も有機JAS認定へ向けて有機野菜の栽培を本格的に始めました。日本古来の人と自然と農が共生していた農村を再生し次世代へ受け継ぐ。私たちが理想とする共生の里づくりの小さな歩みが大きなうねりに変わりつつあります。